あまり考えたくないですが、付き合っている以上浮気のリスクはあるものです。彼氏の浮気を知るタイミングは人によって様々。スマホをチェックして知る人もいれば、彼氏自身が墓穴を掘って疑わしい行動を取ってしまうこともあるでしょう。そんな浮気でも、特にショックを受けやすいのが性病です。

自分に性病があることを知って、浮気されているのを知った時はショックを受けますが、冷静に対応していきたいところです。今回は性病の疑いから、相手の浮気を知った場合の対処法についてご紹介します。

性病ってそもそも何？

性病とは「STD」とも呼ばれていて、性交渉によって感染する病気のことを指します。代表的な性病にはクラミジアや淋病、梅毒などが挙げられます。それぞれ特徴や感染経路が異なるので、まずはそちらをチェックしてみましょう！

梅毒

「梅毒トレポネーマ」という病原体が原因で感染する梅毒は、日本でも感染者が多い性病のひとつです。梅毒は、感染している人と性器と性器、性器と肛門（アナルセックス）、性器と口（オーラルセックス）が原因で感染します。感染すると、その部位にしこりができることもあり、痛みを生じることもありますが、ないこともあります。感染してから3ヶ月以上経つと菌が血液によって全身に行き渡ってしまうため、手や足の裏に湿疹が現れることもあります。

クラミジア

日本で最も多い性感染症で、「クラミジア・トラコマチス」という病原体が原因で感染します。性器と性器の接触でも感染しますが、口の中にクラミジア菌があれば、性器と口のオーラルセックスでも感染します。男性は尿道がかゆくなるなどの自覚症状がありますが、女性はほとんどの場合無自覚です。そのため、気付きにくい性病ともいわれています。放置すると不妊の原因となったり、エイズに感染しやすくなるなどのリスクがあるので、自覚症状がない場合も年に1回は検査をするのがおすすめです。

淋病

「淋菌」という病原体による感染症で、主に性行為やキス、オーラルセックスで感染する性病です。淋病は膣だけではなく、咽頭からの検出も多く、全体の約30%となっています。感染が疑われる時は、咽頭も検査するのがおすすめです。自覚症状がない場合も多いので、クラミジア同様、年に1回ほどの検査しておくと安心です。

ご紹介した性病以外にもカンジダなども女性がなりやすい性病ですが、これは免疫力低下や夏場の蒸れなどでも起きやすいので、浮気とは直結しません。彼氏の浮気が疑われるのはご紹介したような性病なので、こういった症状が疑われた時は一度冷静に考える必要があります。

性病が疑われた時の対処法

「もしかしたら性病かも…。」そう不安になったらまずは婦人科を受診して検査を行いましょう。検査の結果、性病が発覚した場合は、パートナーである彼氏も性病の場合が多いので、必ず伝える必要があります。ですが、こうした性病は複数のパートナー、つまり浮気や風俗通いをされている場合に起きることが多いのも事実。性病と診断されて感染経路が彼氏しか思い当たらない場合は、彼氏の浮気や風俗通いを疑ってしまいますよね。

信じたい気持ちもありますが、今後の付き合いを考えるうえでも事実をきちんと確かめておきたいところです。どんな対処をすれば良いのか、ご紹介していきます。

まずは自分が感染した性病について調べる

性病は性交渉でしか感染しないタイプもあります。彼氏を問い詰めた時に「いつなったのか覚えていない」なんて曖昧な言い逃れをさせないためにも、「セックスしないと感染しないんだよ」と、性病の感染原因を伝えることが重要です。浮気していたかどうかをあやふやにさせないために、あらかじめしっかりと性病について調べておきましょう。

彼氏の行動やSNSをチェックする

性病になった時は、浮気や風俗通いをしている可能性が高いです。もし浮気なら、その相手とSNSで繋がっている可能性があるので、探れば浮気の証拠が見つかるかもしれません。本当に浮気をしているのかを知るためにも、一度彼氏と頻繁に連絡を取っている女性がいないかどうかをチェックしてみてください。SNSやスマホ、名刺ケースやパソコンの検索履歴をもし見れたら確認してみてください。風俗店がヒットするかもしれませんし、風俗嬢の名刺が出てくることがあるかもしれません。確認できることは知っておいて損はないですよ。

彼氏を問い詰める

「浮気してるな」と確信したら、その根拠と性病の事実を彼氏に伝えて浮気をしているか問い詰めましょう。それと同時に、彼氏にも性病の検査をしてもらって、感染しているか確かめる必要があります。確かめている最中に「いやいや、俺してないから」とか、「さあ、知らない」ととぼけるなら今後の付き合いを考えた方が良いかもしれません。

ですが、「実は浮気をしていて」とか「本当にごめん。先輩に誘われて断れなくて、一回だけ風俗に行った」と白状して、誠意を持って謝ってくれるなら、許すことを考えても良いかもしれません。チェックするべきポイントは、その時の彼氏の態度です。今後の付き合いを続けても良いのかどうか、彼氏の反応を見て考えていきましょう。付き合いを続けていくと決めた場合は、浮気相手と絶対に別れてもらう、その証拠を提示してもらう、「もうしない」という誓約書を書かせる、ぐらいのことはして良いと思います！

浮気が確定なら、別れを選んだ方が良い

とはいえ、性病が原因で彼氏の浮気が発覚した以上、今後も付き合う気持ちにはなかなかなれないですよね。性病はコンドームをしていない場合に感染することが多いので、浮気相手とそういったセックスをしていると考えると正直受け入れがたい気持ちになります。

また、肉体関係があってこそ感染につながるので、今後もあなたと付き合いを続けていても浮気をする可能性は十分にあります。性病は本人だけではなく周りにも負担をかけてしまうので、彼氏のそのような可能性がある以上、別れを選んだ方が良いと思います！

結婚している場合は「不貞行為」にはならない可能性があるので注意！

中には、夫の性病が原因で離婚を考える女性もいると思います。ですが、性病＝浮気ではなく、風俗が原因の可能性もあるので、不貞行為とは認められない可能性があります。浮気をされていて離婚、慰謝料を請求する場合は、「浮気相手とラブホテルに入っていく様子」や、「浮気相手の自宅に入っていく写真や動画」といった明確な証拠が必要となるようです。

もし性病をうつされて夫との離婚を考えているようなら、証拠になりそうなものを集めたり、撮影、録音をしておくのもおすすめです。コストがかかりますが、興信所に頼んで身辺捜査をしてもらうのも良いでしょう。

まとめ

彼氏や夫の性病の発覚は、感染している女性との肉体関係を立証するのと同じなので、知った時はとても悲しいですし、許せない気持ちになりますよね。その場で思い切り問いただしたくなりますが、彼氏との付き合いが深かったり、結婚している場合は慎重に行動して対処していく必要があります。まずは自分が感染してしまった性病について調べて、パートナーにも検査を受けてもらいましょう。SNSやスマホなどもさりげなくチェックして、浮気の証拠を集めるのも大切です。知った時は動揺してしまうと思いますが、冷静に行動していくことが大切です。