手に職をつけるなら!美容系の仕事・資格の人気ランキング
公開日 2020.05.29 更新日 2025.01.23女性の職種として人気なのが、美容系の仕事や資格ですよね。美容系の知識や技術を身につけると、手に職として仕事を見つけやすくなります。また、結婚や出産後でも、資格があれば、OLといった職種よりも仕事はあります。
今回は、「美容系の資格をとって仕事がしたい!」という方のために、人気ランキングなどをご紹介します。
美容系の資格取得の前に知っておくべきこと
美容系の資格を取る前に知っておくべきこととは?
1.美容業界は二極化
まず一つ目は、美容業界において、最近定着してきているのが、トータルビューティーサロンです。これは、ヘアカットやカラー以外のこと(エステやネイル)も一度に受けられるサロンのことをいいます。
こうした、トータルビューティーサロンが、話題となっていて、カットやカラー以外にもスキャルプケアなどを目的にくるお客様も増えています。
トータルビューティーサロンとは反対に、低価格で施術できる専門店も増えてきています。トータルビューティーサロンのようなメニューはありませんが、節約したい方に人気となっています。
こうした、癒しを求めるサロンと節約できる専門店の二極化になっているのです。そのため、あなたが目指すところはどこなのか…ということを明確にしておきましょう。
2.男性顧客が増加
美容=女性、というイメージがどうしてもありますよね。でも、最近ではその傾向も変わってきています。それは、美容に興味をもつのは、男性も含まれる、ということ。
そのため、女性だけの美容資格を得るのもいいですが、男性顧客のことも頭にいれておくといいでしょう。それだけで、仕事の幅が広がりますし、これから需要が増える分、活躍できるようになります。
3.顧客はより心地よいサービスを求めている
美容って、ただ変化を求めたり、綺麗になるだけでなく、癒しの場所でもありますよね。そのため、どれだけ技術が高くても、サービス精神がないお店はリピーターが減ってしまいます。
顧客が求めているのは、結果だけでなく、癒しというプロセスも重要視しているからです。お客様側にたって、どういうアドバンスをしたらいいのか、何を求めているのか、を知ることが大事です。
美容の資格ランキング
では、美容業界で知っておくべき3点を頭に入れたら、どんな資格が人気なのかをみていきましょう。これらをみて、あなたが気になる資格や興味のある資格を選びましょう。
第1位 ネイリスト
あなたもあなたの友達でも、ジェルネイルをしている方っていませんか。それくらい、ネイルは美容業界で需要があります。ネイリストとは、爪のお手入れだけでなく、マニキュアを施したり、あなたにぴったりのネイルを作ってくれるプロです。
どれだけ綺麗な服を着ていても、指先が荒れていたりすると、どんなお洒落も台無しです。欧米では、長い間ネイルのお手入れ=身だしなみ、と捉えてきているため、とても大事なパーツです。日本でも、最近はファッションとして注目されていますね。
■ネイリストのお仕事
手や爪のケアを含め、マニキュアを塗ったり、爪に装飾を施したりします。また、よくある二枚爪を解決したり、ジェルネイルなどの人口爪で爪を綺麗にしていきます。
■ネイリストの活躍の場
よく、クーポンサイトでも見かけるように、専門のネイルサロンは数多くありますし、エステサロンやヘアサロンの一部をネイルサロンにしているところもあります。さらに、トータルメイクとして、結婚式場といったブライダル業界においても活躍の場は増えてきています。
■こんな人に向いている
ご自身の爪をみてもわかるように、爪一枚でも、大きいものではありません。その上に、マニキュアをしたり、装飾するとなると、とても細かい作業になります。そのため、長時間集中できる方であり、手先が器用な人が向いているでしょう。
また、ネイリストはお客様と一対一になります。マッサージのようにお客様が寝ているわけでもないので、向き合いながらコミュニケーションをとれるかどうかが重要となります。
他にも、装飾するとなると、色彩感覚をみにつけ、お客様に似合う色も見極められないといけません。
■ネイリストの資格取得方法
お客様がどういったネイルにしたいのか、そうした要望に応えながらネイルアートをするには、スクールに通うことが大事です。スクールでは、爪の衛生学といった正しい基礎知識を身につけることもできますし、技術も身につけられます。
スクールにもよりますが、ネイリストの資格取得までには、およそ6ヵ月ほどかかります。
第2位 エステティシャン
女性なら、誰でも美しくいたいと願いますよね。また、上記でも述べたように、最近では美を追求する男性も増えてきています。そのため、エステティシャンの需要は高まっています。
■エステティシャンのお仕事
エステティシャンは、身体のメンテナンスだけでなく、精神的にもリラックスしてもらうことが大事です。エステティシャンだけだと幅が広くなりますが、一般的に、美肌や美顔、脱毛、痩身といった美のサポートをします。
また、美肌や綺麗ボディを保つためには、身体だけでなく精神的なケアも大事になってきます。そのため、お客様一人一人の体調や様子を掴みながら、施術をしていきます。
■エステティシャンの活躍の場
エステティシャンは、ほとんどの場合チェーン展開しているサロンに勤務することになります。もしくは、個人経営のサロンだったり、ヘアサロン、化粧品会社、リゾートホテルで勤める人もいます。
未経験でも、その会社に就職すれば施術方法をトレーニングしてくれるところもあります。ただ、よりよい条件で働きたいと思うなら、養成学校で技術を身につけておくといいでしょう。
■こんな人に向いている
エステティシャンは技術職です。ただ、接客業が中心でもあります。そのため、常にポジティブで明るく、楽しく会話ができる人が向いているでしょう。
エステと聞くと、痩身や脱毛をイメージする人が多いですが、これはエステティシャンにとって一部です。心のケアもして、心身ともにサポートしていくことが大事なので、相手の話に耳を傾け、理解することができる人が向いています。
■エステティシャンの資格取得方法
エステティシャンといっても、公的な資格はありません。そのため、以下のうちのどれかで仕事に就くのがいいでしょう。
・日本エステティック協会認定校で学ぶ→卒業後、希望するサロンなどで就職面接を受けて、就職
・大手サロンや化粧品メーカーの養成スクールに通う→卒業後、系列のサロンや化粧品メーカーに勤務する
・美容師免許やエステティックの知識、技能を学べる美容学校に通う
エステティシャンとしての技術や知識を習得するまでにかかる期間は、上記でもさまざまとなっていて、3ヵ月~2年となっています。
第3位 ヘアメイクアップアーティスト
ヘアメイクアーティストと聞くと、ハリウッド映画やテレビ番組業界も思い浮かべますよね。こうしたエンタメの舞台裏で活躍できるのが、ヘアメイクアップアーティストです。
■ヘアメイクアーティストのお仕事
テレビ番組やファッションショー、映画、雑誌の撮影といった現場で、出演者やモデルのヘアスタイルやメイクアップをしていきます。
ヘアメイクアップアーティストは、媒体だけでなく、出演者などの役割によって、メイクを変える必要があります。同時に、その人のもつ個性や魅力も引き出せるようにしないといけません。
ヘアスタイルやメイクアップができる技術だけでなく、表現力や豊かな感性なども必要になってきます。
■ヘアメイクアップアーティストの活躍の場
ヘアメイクアップアーティストは、ブライダルサロンやヘアサロン、ヘアメイク事務所などに務めることになります。最近は、ブライダル業界での活躍の場も広がり、ヘアとメイクだけでなく、ドレスの着付けまでも任されることがあります。いわゆる、どれだけ花嫁の魅力を引き出せるかが、ヘアメイクアップアーティストにかかっているのです。
経験を積むことで、ヘアメイク事務所やテレビ局と契約を結ぶこともできます。そのため、フリーでヘアメイクアップアーティストとして、活躍している人も多くいます。
■こんな人に向いている
その場その場で、その人のもつ魅力や個性をヘアスタイルとメイクアップで引き出せるような、アートのような能力が求められます。個性豊かであり、色彩感覚もある人が向いているでしょう。
華やかそうに見える仕事ですが、実は体力勝負な仕事でもあります。そのため、体力があることも大事なポイントです。
■ヘアメイクアップアーティストの資格取得方法
ヘアメイクアップアーティストも、公的な資格は特にありませんが、以下のような方法で基礎を学ぶことができます。
・専門スクールで基礎を学ぶ→プロへの近道であり、スクールによって基礎から実践的な技術まで学べる
ヘアメイクアップアーティストの知識や技術を習得するのにかかる期間は、6ヵ月~2年コースなどがあります。
まとめ
美容業界にはあらゆる職業や資格があり、知識と技術を学べば、活躍の場は大いに広がります。どの職業に就きたいのか、どの職業が自分にぴったりなのかを分析して、資格取得を目指してみてくださいね。